自己啓発本といえば怪しい雰囲気が満点ですが、ベストセラーにも輝いた初心者の方におすすめの書籍『夢をかなえるゾウ』を今回はご紹介したいと思います。
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自己啓発って身構えちゃう?
よく自己啓発本と言えば小難しい文章で「小さな成功体験を沢山しなさい」だとか「胡散臭い筆者の成功体験」なんかが紹介されていて自分にとっては非現実的で読み終わって頭に入ってこない事も多々あります。
こういった事が”自己啓発という言葉に胡散臭さを覚える原因”なのかもしれません。
それでも今の生活を良しとせず何かキッカケが欲しくて書店に足を運んだり、人によってはセミナーに参加したりするわけですが結局頭の中の霧は晴れない事が多い。では何故自己啓発的なジャンルにおいてこの『夢をかなえるゾウ』は人気になったのでしょうか。
何故”夢をかなえるゾウ”は人気なのか
夢をかなえるゾウは自己啓発系の書籍には珍しいストーリー仕立てなってます。しかも文章はコメディタッチで面白おかしく読み進めると、主人公が体験した事や壁に当たった時にわかり易い例で対応策であったり過去の偉人の例をガネーシャが教えるという内容になっています。
現在3作出ていますが、いずれもケースが違う悩みを持つ主人公にガネーシャが課題を与えその課題をこなすうちに主人公の考えそして未来が変わっていきます。
こうしたコミカルなストーリーの楽しさと、解りやすい成功体験が自分に当てはめやすいのが人気の理由だと思います。
偉人の行動、考えに触れる
作中にはエジソン・リンカーンといった海外の偉人の他、松下幸之助といった日本で成功した偉人の考えや取った行動が紹介されます。よく偉人の名言集なんか書籍であったりSNSで拡散されていますが、いまいちピンと来ないですよね。
しかし本書では主人公が壁にあたり、この場合にエジソンはこうしたと言うような例で紹介されるので凄く解りやすいです。
あとがき
私は3作とも読みましたが取り敢えず読んだことはない方は最初の1作目がいいでしょう。2作目以降から読んでも問題はないのですが登場する神様が増えるので、自己啓発という部分を置いておいて単純にストーリーを楽しむという意味でも1作目をおすすめします。
1作目が面白ければ2作目・3作目と進んでいけばいいでしょう。ただ私が一番モチベーションが上がった作品は3作目のブラックガネーシャのスパルタ的な課題です。
またこの『夢をかなえるゾウ』は自分だけでなく、中学生以上なら子供に読ませてもいいかもしれません。中学生頃って色んなことに躓く時ですし日々の習慣から見直す良いきっかけにもなるでしょう。