ミナミデア

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書評『神様の裏の顔』

 2020年9月19日

神様の裏の顔

私はミステリー小説が結構好物で半身浴しながらよく読んでいます。ただ最近ではKindleでよく読むのでそんな時は寝る前とかになりますが、ついつい徹夜して読んでしまうほどのめり込んだ作品が『神様の裏の顔』です。

ページコンテンツ

簡単なあらすじ

舞台は坪井先生という教師の葬儀で始まります。多くの方が悲しみに暮れ「神様」の異名をとるほどの坪井先生に受けた恩を皆思い思いに噛み締めていきます。

そんな中この坪井に対してある疑惑を持つものが現れ、徐々に神様の裏の顔を弔問客が明らかにしようとします。中には怒りに震えるものまで。

神様と呼ばれる坪井先生の裏の顔とは一体

神様の裏の顔を読んでみて

作者が『藤崎翔』さんといって元お笑い芸人の方で、本格ミステリーというよりも葬式が舞台にも関わらずポップな感じで進んでいきます。出だしこそ教師への恩を振り返るのでまったりと進みますが疑惑を持ちだした時や分かりやすい伏線で読み手の想像・推理を煽ります。そして登場人物がつながっていくあたりからドンドン作品に引きこまれていきます。

最近ではミステリーと言ってもトリックを見破る系が多い中、そんな推理は全く不要で坪井先生があれこれと関与しているであろう事件が何だか新鮮で連続殺人事件物にはない興奮を感じました。

少しネタバレ

最後の謎解きパートでは元お笑い芸人ということでちょっとコミカルな感じが感じが逆に凄く良かった。それぞれの思惑もあり二転三転する真相にハッと息を呑むでしょう。

坪井先生の二人の娘の関係性についてもラストで驚かれることと思います。

神様と呼ばれる教師の疑惑をお楽しみ下さい。
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